心臓が掴まれるような思いで
プデュでWannaOneとして再出発を切って、そこで呼ばれたバラエティ
週刊アイドル
ソリソリで選んだメンバーがNeverをやってほぼデビューしたことから、MCからこんなお言葉(意訳)がミニョンに。
「自分がワナワンを作ったような気でいるのか?」
これね、けして嫌なイントネーションで言われたわけじゃない。
調子に乗ってるんじゃないかとか言いたいんじゃなくて、ただ Neverで『国民の息子』になったメンバーを選んだ張本人であるミニョンが諸葛孔明のように見る目があるって言われてるのをちょっとネタにしていじっただけ。
ミニョンだってバラエティへたっぴだから
困り顔ではあったけどちゃんと応対してたし、そんな問題にわざわざ仕立て上げるような話でもないとは思うんだけど……
ごめん……苦しい(´;Д;`)
ソリソリを一緒にやる仲間を選んだのは確かにミニョンではじめはソリソリする気じゃなかったので、その後その子達はほとんど人気出て、ほとんどの子がデビューするところまで行った。
プデュを見ていた人たちの中でもソリソリやN everのステージは伝説と呼ばれ、国民の息子はワナワンの原型とも言われた。
でもさ。それはデビューした子だけ見てるから
「この時点でこんなにすごかった」
だなんて言える話じゃん。
あの子は……ジョンヒョニ、だけはデビューできなかったわけで。
あのみんなを率いてくれたリーダーで、カリスマのあるラップをしたジョンヒョニがそこにいない。
これが、さっき言われた言葉と合わせて、鎖のように絡みついてくる。
自分がワナワンを作ったと思ってるのか
だなんて酷いことを言わないでください……
それでワナワンの原型を作ろうとしてあのメンバーを揃えたようになったら、自分たちを率いて欲しくて、まとめて欲しくて、なによりも同じグループにいて欲しくてメンバーに指名した
キムジョンヒョンがいないことがどれだけミニョニの肩にのしかかるか。
だってジョンヒョニがいないんだよ。そこにずっといてくれた自分のリーダーがいない。
あの子の中にはきっと多少なりとも
ジョンヒョニを差し置いて自分がここに立ってていいのか
そんな考えが渦巻いていたワナワンが選ばれた当初。
だってミニョニのなかでは確実にジョンヒョニはデビュー出来ることになってたんだもの。
自分や他のみんなももちろんデビューを目指すけど、万が一ダメだった時。
ダメだった時はジョンヒョニだけでもデビューできれば納得する。
そう考えているんじゃないかってくらいには、ニュイのみんなから見てもラブから見ても国プから見たってジョンヒョニは確実だった。
だからどうしても思うんだよ。
どうしてここにジョンヒョニがいないの?って。
少量でもこういう感情を生んでしまってNaverのジョンヒョニとその後デビューできることになった自分たちのことをあの子が思い返して考えてしまったら。
こういう風に言われることがジョンヒョニを、ひいてはニュイのみんなを傷つけていたりはしないか……優しいあの子はきっとそう思うでしょう。
人一倍傷つくのを嫌うあの子だからこそ、人が傷つくことにすごく敏感だ。
だからこそお願いだよ……
そうやってミニョニがワナワンを選んだみたいな風にしないで。
これだけの話じゃない。この発言が後々どうなるか……影響力があるんだよそういうエピソードには。
もしミニョニがワナワンになる前のあの子達ををワナワンにしてくれたんだって、そんな評価がペンからついてきたら……そんなのどう考えたらいい?こわいよ、こわすぎることだよ。
まるで神様みたいになって、あの子に見染められなかったから私の推しはワナワンになれなかったの?だなんてそんな的外れなことを考える人が絶対に出てくるんだよ。
そしてそういうのは必ず本人に伝えやがる馬鹿野郎が出てくるものなんだよ……
プデュでデビューして注目を受けるナムジャドル。一気にたくさんのペンが押し寄せたことでしょう。
一気に大きくなるファンダムの治安が良いことはほとんど無い←最低な持論
きっとそういうのが原因で頭を悩ませる事態も起こっていたと思う。
特にミニョンは、というかニュイがデビューしたあとプデュに出た練習生ということで多くの批判を受けたし、尚且つ1人デビューしたミニョンはワナブルのミニョニペンとラブのミニョニペン、どちらもミニョンが好きで大切に思っているからこその喧嘩をしたりする。
両方に幸せになってほしいのに違う『好き』の形に苦しめられて結局片方の願いしか叶えられないから片方しか幸せにできない。
そういう見解の差でまた喧嘩して、苦しんで……ストレスの種がそんじょそこらにたくさん撒いてある状態。もう実なんてとっくに出来上がってていつ破裂してまた新しい種がでてくるかわからない状態の。
ワナワンのファンミニョンであったその時にはどうかプデュでのニュイとのことはあんまり考えず、ただこの活動を糧にしてやるんだって、いつかニュイのミニョンに戻る時まで、前だけを向いて走り抜けて、ただ彼の持つものがそれだけであって欲しかった。
ただそれだけで、そんなモヤモヤしてしまうような種を軽率に撒かないでほしいって言いたかった。
おそらく望まない形でワナワンになってしまった彼に少しでも健やかに過ごして欲しくて、こんな言葉に敏感になってしまうような面倒くさいオタクの代表。もう全部が終わった後なのに
……わかってはいます。
あの子が思っているよりも強いこと。きちんと前を向いてやるべきことをやって、後ろなんて振り向かないようにしてることを
わかってはいます。
でも、
知っているんです。
あの子が自分が考えてるよりダメージを受けやすいこと、ストレスになりやすいこと、争いたくなくて傷つきたくないことも
知っているから。
クールでドライに過ごしたって、期待したくないから人との接触を減らしてみたって、大きく感情を動かさないようにしてみたって。
あの頃のあの子は周りに不安がたくさんあって、それでも強くいようとしてた。
心配しすぎなのはわかってるし、こんなのただの気持ちの押し付けだ。
ミニョンを悲劇だなんて呼んで、かわいそがりたいのと同じかもしれない。
でも、私はただ苦しかったよ。
困ったように笑って「そんなことないですよ」と笑うミニョンに、いろんな背景を思い出して辛かった。ひとの言葉にどんな感情が生まれるか。どんな思いが渦巻いてどんなふうに深読みされるか。
あの質問は面白くしてくれようとした結果なのに、どうしてもデリケートなものだった。
困ったように笑って、「そんなことは考えてないですよ〜」
そう返すのがいちばんの最適解で、逆にそうですねなんて答えようものなら、実は破裂して新しい種ができてたんじゃないか?なんて……
あの子にとってもMCの2人にとってもこんなことはきっとほんとに取るに足らないことで、どうしてこんなに引っかかるのか私にもわからないけれど。
ただ、質問を聞いた時は心臓が縮んだし、ミニョンの顔を見て何かが詰まったみたいに苦しくなった。
どうしてなんだろう。どうしてだろうね……
Neverのワナワンverを聴いてジョンヒョニの声が聞こえないことに苦しくなったり、そのNeverが当然のように、それが元から正しかったかのように歌われているのにどうしようもなく違和感を覚えた時と同じ苦しさがあって。この苦しみから救ってくれないかとホーム画面の優しく満ち足りた顔のミニョンをみようと思ったのに、Neverの表示が邪魔をして顔が見えない。ただそれだけでさらに苦しさが加速して…
ああ、結局のところはワガママです。
ミニョンに重圧がかかりそうだからそういう質問はやめてあげてなんて言っておいて、本当は私がそこにジョンヒョニがいないことを思い出してしまったから。
堂々巡りになりながらもどうしても辛い。
Neverを通してワナワンを見ることは辛い。
そこにいたはずのものが急に失われた感覚だ。
運命とか、もう全て終わったこととか今だけは置いておいて、私は……ジョンヒョニがデビューになっていたら、一緒に行ってくれていたらきっと今まで引きずっている辛いことも少しはなくなっていたんじゃないかなんて考えがどうしても残ってしまう。
ミニョンが言ってた通り、IFなんてものはない
そんなことはわかってるはずなのにね。